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ダムの水はいらない!川辺川利水裁判に農民が勝った
2003年5月16日  福岡高等裁判所

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五木の子守唄で知られる熊本県の球磨地方、
そこを流れる清流川辺川を堰切って巨大なダムをつくる計画があります。
川辺川ダムです。総工費4200億円を超えるといわれています。

ところが、ダム建設の目的の一つである利水について、
当事者であるはずの農民が水は足りている、
金を払ってまでダムの水は要らないと起こしたのがこの裁判です。
負ける理由がない、といわれた裁判で一旦は原告敗訴。
審判の場を福岡高等裁判所に移して争われました。

そして、2003年5月16日、歴史的な審判が下されました。
農民ら原告の全面勝訴判決です。
泣きました、みんな、新しい流れを感じました。
志、半ばにして倒れた農民もいます。
農民も、弁護団も、支援も、そして多くの市民がこの国を動かしました。
新しい、日本の夜明けがまたひとつあけようとしています。
裁判についての詳しい解説は弁護団の国宗直子弁護士のHPをご参照下さい


もう、ダムは要らないの世論が、判決前の集会

梅山原告団長(左)と板井優弁護団長

マスメディアもフル動員

傍聴を求める列。34席の傍聴券を302人で抽選、競争率10倍!

14:08 勝訴判決第一報にどよめく原告ら


長い長い闘いを経て、手にした勝訴判決!


梅山団長と思わず喜び合う原告(弁護士会館)

「勝訴」の垂れ幕を書いて下さったのは、ヤッシーこと、田中康夫長野県知事でした。
署名の代わりに、ヤッシーマークが。
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文と写真:おおはたやすお
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